「収納スペースが足りない」「市販の家具だとサイズが合わない」……そんな悩みは、簡単な収納DIYで解決できるかもしれません。
「DIY=難しい」というイメージがあるかもしれませんが、100均アイテムやホームセンターの材料を使えば、工具なしでも作れる収納がたくさんあります。この記事では、DIY初心者でも挑戦しやすい収納アイデアを紹介します。賃貸でもOKなアイデアもありますので、ぜひ参考にしてみてください。
収納DIYが人気の理由
市販品ではなく、あえてDIYで収納を作るメリットはたくさんあります。
DIYで収納を作る3つのメリット
- ジャストサイズが作れる:デッドスペースにぴったり合うサイズの収納を自分で設計できる
- コストを抑えられる:100均や端材を活用すれば、材料費1,500円以下で棚が作れることも
- 愛着が湧く:自分で作った収納には愛着が湧き、きれいに使い続けようという気持ちが生まれる

工具なしでできる超簡単DIY
まずは工具を一切使わずに作れる収納アイデアから始めてみましょう。
100均の木箱を重ねるだけの棚
100均で売っている木箱を積み重ねるだけで、おしゃれな飾り棚が完成します。
- 材料:100均の木箱(ダイソー・セリアなど)4〜6個
- 作り方:木箱を縦横に組み合わせて積み重ねるだけ
- 固定方法:木工用接着剤か強力両面テープで固定
- 活用例:小物入れ、文房具収納、キッチンのスパイスラック
すのこで作る壁掛け収納
100均のすのこは、DIY初心者から上級者まで使える万能アイテムです。壁に立てかけるだけでも、フックを付ければ小物の掛け収納になります。
- 材料:100均のすのこ1枚、フック数個
- 作り方:すのこにフックを取り付け、壁に立てかけるか画鋲で固定
- 活用例:キッチンツールの掛け収納、玄関の鍵収納、アクセサリーの見せる収納
100均の木箱やすのこは、ペイントするだけでガラッと雰囲気が変わります。水性ペンキやニスを塗れば、インテリアに合わせたカスタマイズも簡単です。
突っ張り棒で作るデッドスペース収納
突っ張り棒は壁に穴を開けずに設置できるため、賃貸住宅でも気軽に使えます。
- トイレの上部:突っ張り棒2本を平行に渡して、板やカゴを置けば棚に
- 洗面台の下:突っ張り棒にスプレーボトルを引っ掛けて空間を有効活用
- クローゼットの中:2段目のハンガーバーとして活用

ラブリコ・ディアウォールで作る壁面収納
もう少し本格的な収納を作りたい方には、ラブリコやディアウォールがおすすめです。
ラブリコとは
ラブリコは2×4材(ツーバイフォー材)に取り付ける突っ張り式パーツです。床と天井に突っ張って柱を作り、そこに棚板を取り付けて壁面収納が完成します。
- メリット:壁に穴を開けないため賃貸でもOK。原状回復が可能
- 材料費の目安:ラブリコパーツ1,000〜1,500円+2×4材数百円+棚板
- 活用例:本棚、シューズラック、キッチン収納、ディスプレイ棚
ディアウォールとは
ディアウォールもラブリコと同様に2×4材を使った突っ張り式パーツです。バネの力で固定するタイプで、ネジ調整が不要なのが特徴です。
作り方の基本ステップ
- 設置場所の天井高を測定する
- 2×4材をカットする(ホームセンターでカットしてもらえます)
- ラブリコまたはディアウォールを2×4材の上下に取り付ける
- 柱を立てて突っ張らせる
- 棚受け金具を取り付け、棚板を載せる
ラブリコやディアウォールは、必ず平らで強度のある床と天井の間に設置してください。不安定な場所に設置すると、倒壊の原因になります。
キッチンの収納DIYアイデア
キッチンはモノが多く、収納に困りやすい場所です。DIYで空間を有効活用しましょう。
調味料ラックをDIY
すのこや木箱を使って、キッチンの壁に調味料ラックを取り付けると、作業台のスペースが広がります。
フック式のキッチンツール収納
突っ張り棒やすのこにS字フックを取り付けて、おたまやフライ返しなどのキッチンツールを掛ける収納です。使用頻度の高いツールを手の届く位置に配置できます。
シンク下のカゴ収納
シンク下に突っ張り棒を渡してカゴを吊り下げれば、縦方向の空間を活用できます。スポンジやゴミ袋のストックに便利です。

賃貸でもできる収納DIYのコツ
賃貸住宅にお住まいの方でも、原状回復を前提にした収納DIYなら安心して取り組めます。
壁に穴を開けない固定方法
- 突っ張り棒・突っ張り式パーツ:壁と壁、または床と天井の間で突っ張る
- 強力両面テープ:はがせるタイプを選べば壁を傷つけない
- ピンフック(石膏ボード用):ピン穴が極小で、退去時にほぼわからない
- マグネット式:冷蔵庫や洗濯機の側面に取り付ける
退去時のチェックポイント
DIYで使った跡が目立たないように、以下の点に気をつけましょう。
- 両面テープは「はがせるタイプ」を選ぶ
- 突っ張り棒はクッション付きのものを使う(天井や壁の傷防止)
- 画鋲やピンの穴は「通常の使用範囲」として認められることが多いが、大量に開けない
収納DIYに関するQ&A
Q. DIY初心者が最初に作るなら何がおすすめですか?
A. 100均の木箱を重ねて作る小物棚がおすすめです。工具不要で、失敗してもやり直しが簡単です。慣れてきたらすのこやラブリコにステップアップしましょう。
Q. 2×4材はどこで買えますか?カットもしてもらえますか?
A. ホームセンター(カインズ、コーナン、コメリなど)で購入でき、多くの店舗で希望サイズにカットしてもらえます。1カットあたり数十円程度です。
Q. 賃貸でラブリコを使っても大丈夫ですか?
A. ラブリコは壁に穴を開けずに設置できるため、基本的に賃貸でも使用可能です。ただし、天井の素材や強度によっては跡が残る場合もありますので、クッションを挟むなどの配慮をおすすめします。
Q. DIY収納の耐荷重はどのくらいですか?
A. 使用するパーツや材料によって異なります。ラブリコの場合、1本あたりの柱で約20kgが目安です。重いものを載せる場合は柱を増やすなど、安全対策を行ってください。
洗面所・バスルームの収納DIY
水回りは収納スペースが限られていることが多い場所です。DIYで工夫しましょう。
洗面台下の突っ張り棚
洗面台下のスペースに突っ張り棒を2本渡して板を載せると、2段収納が完成します。洗剤やストックを上段・下段に分けて収納できます。
マグネット式の歯ブラシホルダー
洗面台の壁面や鏡裏にマグネット式のホルダーを取り付けると、歯ブラシやコップを浮かせて収納できます。水切れが良くなり衛生的です。
タオルバーの増設
突っ張り棒をタオルバー代わりに使えば、工事なしでタオルの掛け場所を増やせます。洗面所の扉裏に突っ張り棒を渡すだけで、タオルの収納場所が確保できます。

クローゼットの収納DIY
クローゼットの中も、ちょっとしたDIYで収納力を大幅にアップできます。
突っ張り棒で2段ハンガーバー
クローゼットの中に突っ張り棒を追加すると、ハンガーバーが2段になります。上段にシャツやブラウス、下段にスカートやパンツを掛けると、収納量がほぼ倍になります。
100均のカゴで棚上収納
クローゼットの枕棚(上部の棚)には、100均の取っ手付きカゴを並べると取り出しやすくなります。ラベルを貼っておけば中身もすぐにわかります。
ワイヤーネットで壁面活用
クローゼットの壁面にワイヤーネットを取り付けると、S字フックでベルトやアクセサリーを掛けたり、小物入れを付けたりできます。デッドスペースだった壁面が有効活用されます。
収納DIYを成功させるコツ
最後に、収納DIYを成功させるためのコツをまとめます。
寸法は3回測る
DIYの失敗で最も多いのが「サイズ間違い」です。設置場所の寸法は最低3回測り、材料を買う前にメモしておきましょう。
材料は少し多めに買う
初心者はカットに失敗することもありますので、材料は少し多めに用意しておくと安心です。100均の材料なら、多めに買っても負担は少なくて済みます。
完成形をイメージしてから始める
思いつきで作り始めると、途中で「何を作っているかわからなくなる」ことがあります。スマホでイメージ写真を集めたり、簡単なスケッチを描いたりしてから作業に入りましょう。
収納DIY成功のチェックリスト
・設置場所の寸法を3回測った
・完成形のイメージ写真を用意した
・材料リストを作成した
・必要な工具を確認した(工具なしでOKか?)
・賃貸の場合、原状回復できる方法か確認した
・耐荷重を確認した(重いものを載せる場合)
DIYに自信がないときや、工具をそろえるのが負担なときは、完成品の収納家具を選ぶのも現実的な方法です。ベッドフレームやマットレス、収納家具をまとめて扱う通販サイト「cacom」では、棚やチェストを見比べられます。サイズや配送条件は商品ごとに異なるため、購入前に公式サイトで確認しましょう。

まとめ
収納DIYは、100均アイテムや突っ張り棒を使った簡単なものから、ラブリコを使った本格的な壁面収納まで、難易度や予算に合わせて選べます。初心者はまず工具不要の簡単DIYから始めて、少しずつレベルアップしていくのがおすすめです。
賃貸住宅でも壁を傷つけずにできるアイデアはたくさんあります。デッドスペースを有効活用して、自分だけのぴったり収納を作ってみてください。DIYで作った収納には愛着が湧いて、きれいな状態をキープしたくなるものです。



