キッチンで意外と場所を取るのが保存容器(タッパー)です。フタと本体がバラバラになって引き出しの中がぐちゃぐちゃ、使いたいサイズがすぐ見つからないという経験はありませんか。
保存容器はスタッキングできるタイプを選ぶことが収納効率アップの第一歩です。さらにフタと本体の管理方法を工夫するだけで、取り出しやすさが格段に変わります。
この記事では、保存容器を重ねて収納するためのおすすめの種類選びから、キッチンの引き出しや食器棚での具体的な整理テクニックまでを徹底解説します。

保存容器が散らかる原因と整理の基本
保存容器が収納しにくい最大の理由は、形やサイズがバラバラなことです。メーカーも素材も異なる容器が混在すると、重ねられずに空間を無駄にしてしまいます。
整理の基本は次の3つです。
- 容器の種類・メーカーを統一して、スタッキングしやすくする
- フタと本体を分けて収納する
- 使用頻度に応じて収納場所を決める
この基本を押さえるだけで、引き出しや食器棚のスペースを効率よく使えるようになります。特にメーカーの統一は効果が大きく、同じシリーズなら大きさの違う容器同士でも入れ子にして収納できます。
スタッキングしやすい保存容器の種類と選び方
保存容器を選ぶ際に注目すべきポイントを素材別に解説します。
ポリプロピレン製|軽量で割れにくい
ポリプロピレン(PP)製の容器は軽くて落としても割れにくいのが特徴です。無印良品の「バルブ付き密閉保存容器」は、フタをしたまま電子レンジで使え、フチがフラットで洗いやすい設計になっています。同シリーズ内でサイズを変えてもスタッキングできるため、収納効率が高いです。
ガラス製|ニオイ移りしにくい
ガラス製はカレーやトマトソースなど色やニオイが移りやすい料理の保存に向いています。iwakiの「パック&レンジ」シリーズは、同シリーズで入れ子にできる設計です。ただしガラスは重いため、高い位置への収納は避けたほうが安全です。
ホーロー製|直火OKで調理にも使える
野田琺瑯の「ホワイトシリーズ」に代表されるホーロー容器は、保存だけでなくそのまま直火にかけられるのが強みです。角型はスタッキングしやすく、冷蔵庫内でも整然と並べられます。
シリコン製|折りたたんでコンパクトに
使わないときに折りたたんで厚みを減らせるシリコン製容器も注目されています。一般的な容器ほどの密閉性はありませんが、「使わないときの収納場所がない」という悩みを解決してくれます。
保存容器を買い足すときは、既に持っている容器と同じメーカー・シリーズから選ぶのが鉄則です。異なるメーカーを混ぜると、重ねたときにサイズが合わずデッドスペースが生まれます。
フタと本体の管理術|分けて収納がおすすめ
保存容器の収納で最も多い悩みが「フタが見つからない」問題です。解決策はシンプルで、フタと本体を別々に収納することです。
本体は入れ子式やスタッキングで重ね、フタはファイルボックスやブックスタンドに立てて収納します。フタを立てることで一目で種類がわかり、必要なフタをすぐに取り出せます。
無印良品のアクリル仕切り棚やニトリのファイルボックスを使えば、フタのサイズごとに仕分けができます。100均のファイルスタンドでも代用可能です。

収納場所別の保存容器整理テクニック
保存容器をどこに収納するかによって、最適な整理方法が変わります。
引き出し収納の場合
キッチンの引き出しに収納する場合は、仕切り板やカゴを使ってエリア分けをしましょう。手前に使用頻度の高いサイズを配置し、奥にあまり使わない大型サイズを置くと動線が効率的です。引き出しの高さに合わせてスタッキングする段数を決めると、引き出しの開閉時にガタつきません。
食器棚・吊り戸棚の場合
食器棚に収納する場合は、棚板1段を保存容器専用エリアにするとスッキリします。吊り戸棚を使う場合は、落下防止のために軽いポリプロピレン製やシリコン製を選びましょう。ガラス製やホーロー製は重いため、低い位置の棚に収納するのが安全です。
コンロ下・シンク下の場合
コンロ下やシンク下は湿気がこもりやすいため、保存容器の収納場所としてはあまり理想的ではありません。どうしても使う場合は、通気性の良いカゴやワイヤーラックに入れて、直接棚板に置かないようにしましょう。
保存容器を増やしすぎないための見直しルール
保存容器は「いつか使うかも」と思ってなかなか手放せないアイテムの代表格です。定期的に見直しを行い、適正量を保ちましょう。
以下のチェックリストに当てはまるものは処分を検討してみてください。
- フタが変形してしっかり閉まらない
- ニオイや着色が落ちない
- 同じサイズのものが4つ以上ある
- 半年以上使っていない
- 電子レンジ不可なのに、レンジ対応のものを持っている
適正量の目安は一人暮らしなら5〜8個、ファミリーなら10〜15個程度です。それ以上あると、使い切れずに収納を圧迫するケースが多くなります。

冷蔵庫内での保存容器の並べ方と工夫
保存容器の収納はキッチンの棚だけでなく、冷蔵庫内の使い方も重要です。冷蔵庫の中で保存容器がうまく並んでいないと、奥の食材が見えずに食品ロスの原因になります。
冷蔵庫内では同じ高さの容器を手前から奥に一列に並べる「レーン式」が効果的です。棚板ごとに「常備菜エリア」「下ごしらえエリア」「残り物エリア」とゾーン分けすると、何がどこにあるか一目でわかります。
また、保存容器にはマスキングテープを貼って中身と日付を書いておくと、消費期限の管理がしやすくなります。透明やクリアタイプの容器であれば中身が見えるため、さらに管理が楽になります。
保存容器のサイズ別おすすめの使い分け
保存容器は用途に合わせて3〜4サイズを持っておくと便利です。
小サイズ(200〜300ml)は薬味やソース、ドレッシングなどの少量保存に最適です。中サイズ(500〜800ml)はおかずの作り置きや下ごしらえした食材の保存に向いています。大サイズ(1L以上)はカレーやシチューなど大量の料理をまとめて保存するときに活躍します。
普段の料理スタイルに合わせて「よく使うサイズ」を多めにそろえ、あまり使わないサイズは最小限にとどめるのが収納を圧迫しないコツです。

保存容器の収納に使えるおすすめグッズ
保存容器まわりの収納をさらに便利にするグッズをご紹介します。
ファイルボックス(無印良品・ニトリ)
フタを立てて収納するのに最適です。幅10cmタイプなら少量のフタを、幅15cmタイプなら大きめのフタまで対応できます。食器棚の中にそのまま入れて使えるサイズ感が便利です。
ディッシュスタンド・ブックスタンド
金属製のディッシュスタンドをフタ立てに転用するアイデアも人気です。仕切りの間隔が均一なため、フタをキレイに並べられます。
引き出し用の仕切り板(100均)
ダイソーやセリアで手に入る仕切り板を引き出しにセットすれば、保存容器のエリア分けが簡単にできます。容器のサイズに合わせてカットできるタイプがおすすめです。
保存容器収納のよくある質問(Q&A)
Q. 保存容器はフタをつけたまま収納してもよいですか?
フタをつけたまま収納すると、重ねたときにかさばってスペースを無駄にしがちです。使用頻度が高い1〜2個だけフタつきで待機させ、残りはフタと本体を分けて収納するのが効率的です。
Q. 100均の保存容器でもスタッキングできますか?
同じ100均でも、同シリーズ・同メーカーのものを選べばスタッキングできるものがあります。購入時にパッケージの表記を確認し、「積み重ねOK」と書かれているものを選びましょう。
Q. 冷凍保存用の容器と冷蔵保存用は分けるべきですか?
理想的には分けたほうが管理しやすくなります。冷凍対応の容器は素材が厚く割れにくい設計になっているため、冷蔵専用とは耐久性が異なります。ラベルシールで「冷凍用」「冷蔵用」と表示しておくとわかりやすいです。
Q. ガラス容器とプラスチック容器、どちらが収納しやすいですか?
収納のしやすさだけで言えば、軽くて割れにくいプラスチック(ポリプロピレン)製のほうが扱いやすいです。ただしガラス製はニオイ移りしにくく長持ちするメリットがあります。両方を持つ場合は、ガラス製は低い棚、プラスチック製は高い棚と使い分けると安全に収納できます。
Q. 保存容器はいくつ持つのが理想ですか?
作り置きをする家庭では、同サイズ3〜4個を2〜3種類のサイズで持つのが目安です。合計で10〜15個程度が、収納スペースと使い勝手のバランスが取れた数量です。それ以上持っている場合は、一度全部出して使っているものだけ残す見直しがおすすめです。
保存容器が増えすぎて、仕分けから始める気力が出ないときは、整理収納の家事代行に頼む方法もあります。CaSy(カジー)の整理収納は、キャスト2名で伺い、仕分けと収納を一緒に進めるサービスです。料金は利用時間ごとに決まっているため、公式サイトで確認してから検討しましょう。

まとめ|容器選びと収納の工夫で快適なキッチンに
保存容器の収納は、同じシリーズでそろえてスタッキングすること、フタと本体を分けて管理することが基本です。
引き出しには仕切り板やカゴ、食器棚にはファイルボックスを活用すれば、見た目もスッキリ整います。定期的に見直しを行い、適正量を超えないように管理することも忘れずに。
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保存容器の選び方や収納アイデアは、スッキリスタイル|保存容器の収納方法やRoomClip|保存容器のおすすめ収納アイデアでも詳しく紹介されています。





