クローゼットも押入れもいっぱいで、季節の衣類や趣味の道具、思い出の品の置き場所に困っている。そんなとき、選択肢に上がるのが「トランクルーム」です。ただ、調べ始めると屋内型・屋外型・宅配型とタイプが分かれていて、料金の見方もサービスごとに違うため、どれを選べばよいか迷いやすいところです。
この記事では、荷物の量・出し入れの頻度・預ける期間という3つの軸で、トランクルームを選ぶ考え方を整理します。そのうえで、屋内・屋外・バイク用まで幅広く扱うハローストレージ、屋内トランクルームと屋外コンテナトランクのスペースプラス、箱に詰めて送る宅配型のminikuraを、公式サイトで確認できた範囲で比べます。
先に結論をお伝えすると、どのタイプが良いかは、預ける荷物と使い方でほぼ決まります。月額の安さだけで選ぶと、あとから出し入れの手間や追加費用で後悔することがあるため、順番に見ていきましょう。

トランクルームの3つのタイプと向いている荷物
トランクルームは、大きく分けて次の3タイプです。ここでは公式サイトの案内をもとに、特徴を整理します。
| タイプ | 特徴 | 向いている荷物 |
|---|---|---|
| 屋内型 | 建物の中にある収納スペース。ハローストレージの公式サイトでは、空調設備やセキュリティ設備が充実したタイプとして案内されています | 衣類・本・コレクション・思い出の品など、環境の変化に弱いもの |
| 屋外型(コンテナ) | 海上輸送用などの丈夫なコンテナを使ったスペース。ハローストレージの公式サイトでは、車での乗り入れができ、大きな荷物を出し入れしやすいと案内されています | タイヤ・アウトドア用品・自転車・工具など、重くてかさばるもの |
| 宅配型 | 専用の箱に詰めて送り、倉庫で預かってもらう方式。minikuraの公式サイトでは、1箱320円からと案内されています | 季節の衣類・布団・本など、箱に収まる荷物 |
屋内型は環境面の安心、屋外型は出し入れのしやすさ、宅配型は手間のなさが、それぞれの強みです。反対に、屋外型は空調のない環境になりやすいこと、宅配型は大型の家具が預けにくいことなど、タイプごとに弱みもあります。デメリットは後の章で詳しく触れます。
荷物の「量・頻度・期間」で選ぶ
タイプを決める前に、預けたい荷物を次の3つの軸で見てみましょう。ここが整理できると、サービス選びがぐっと楽になります。
① 荷物の量:箱いくつ分か、何畳分か
衣類や本が中心で、段ボール数箱ぶんに収まるなら宅配型が向いています。minikuraのHAKOプランの公式の例では、レギュラーBOXにDVDケース約130枚、またはA4ファイル約60冊が収まる目安とされています。一方、家具や家電、自転車などが混ざるなら、広さを選べる屋内型・屋外型を検討します。
② 出し入れの頻度:月に何回取りに行くか
よく出し入れする荷物は、自宅から近い場所の屋内型・屋外型が便利です。宅配型は箱ごとの取り出しに送料がかかり、1年未満の箱ごとの取り出しは送料が必要と、minikuraの公式サイトで案内されています。年に数回しか出さない季節ものなら、宅配型でも負担は小さくなります。
③ 預ける期間:短期か、長期か
期間が決まっている引っ越し前後の一時置き場なのか、数年預けるのかで、向くサービスが変わります。長く預けるほど、月額の安さと取り出し条件の差が効いてくるため、契約期間・更新・解約の条件を、申し込み前に公式サイトで確かめておきましょう。
荷物別・おすすめのタイプの目安
- 季節の衣類・布団(年に数回の出し入れ):宅配型
- 本・書類・コレクション(環境を守りたい):屋内型、または宅配型
- タイヤ・アウトドア用品・自転車(重くて大きい):屋外型(車を横付けできる物件)
- 引っ越し前後の一時置き場(量が多い):屋内型・屋外型を、期間を決めて

ハローストレージ|屋内・屋外・バイク用から選べる
ハローストレージは、エリアリンク株式会社が運営するトランクルームです。公式サイトでは物件数の多さが打ち出されており、全国の物件を地域や広さから探せます。屋外型・屋内型のほか、バイク専用のBOX型・屋外型・屋内型も用意されています。
申し込みはWEBでできます。ご利用開始日は、申し込み日から1か月先までの日を指定できると、公式の「ご契約の流れ」に書かれています。空き状況と、利用開始日に応じた初期費用は、物件ページの見積り機能で確認できます。内覧できる物件も多いとされているので、気になる物件は見学してから決めると安心です。
初期費用の内訳は、公式の案内で確認する
トランクルームは、月額のほかに初期費用がかかります。ハローストレージの公式ページ「初期費用について」では、次の項目が案内されています(物件・契約内容によって異なる場合があります)。
- 使用料:当月分の使用料(日割)から、翌月分までの使用料
- 管理費:当月から翌月分まで(2,200円×2か月分=4,400円)
- 事務手数料:使用料の1か月分
- 鍵代:屋外型4,400円・屋内型3,080円(物件によっては発生しません)
- セキュリティ登録料:屋内型1,100円
- 安心保証パック等:当月から翌月分まで1,760円〜(880円×2か月分〜)
申し込み前に見ておきたい点
- 月額は物件・タイプ・地域で異なるため、必ず物件ページで金額と空き状況を確認してください
- 契約完了後にキャンセルする場合は、1契約あたり5,000円のキャンセル料がかかると公式に記載されています
- キャンペーンの種類や実施の有無は、物件や時期によって異なります。最新の内容は公式サイトで確認してください
スペースプラス|屋内トランクルームと屋外コンテナトランク
スペースプラスは、屋内型の「トランクルーム」と屋外型の「コンテナトランク」を、全国で展開するサービスです。公式サイトのトップには、屋外型・屋内型を合わせて全国560拠点以上と書かれています。バイクコンテナも用意されています。
公式サイトの利用シーンの紹介には、「家の物置代わりに」「職人さんの資材・道具置き場に」「オフィスの保管庫代わりに」が並びます。住まいの収納を外に広げたい方にも、仕事の道具や資材を置きたい方にも使えることがうかがえます。また、お知らせ欄には、物件ごとの「3か月“半額”キャンペーン」「6か月“半額”キャンペーン」の告知が複数並んでいました。ただし、実施する物件と期間は限られるため、気になる物件のページで条件を確認してください。
minikura|箱に詰めて送る宅配型トランクルーム
minikuraは、寺田倉庫が運営する宅配型トランクルームです。公式サイトによると、専用の箱を無料で取り寄せ、荷物を詰めてマイページから集荷を依頼する流れです。初期費用と預け入れの送料は0円とされ、月額保管料は1箱320円から、最大でも660円の料金体系です。
1年以上預けると、箱ごとの取り出し送料が無料になり、13か月目から保管料に長期割引が適用されると案内されています。倉庫は温度28℃以下・湿度65%以下に24時間365日管理していると、公式に書かれています。自宅から出ずに完結する手軽さが、レンタル型との大きな違いです。
プランの種類と料金は、公式のプラン・料金ページにまとまっています。預け方ごとの選び方は、次の記事で詳しく整理しています。

3サービスを比べる
ここまでの内容を、公式サイトの案内をもとに表にまとめます。金額は変わることがあるため、申し込み前に公式サイトで最新の内容を確認してください。
| 項目 | ハローストレージ | スペースプラス | minikura |
|---|---|---|---|
| タイプ | 屋内型・屋外型・バイク専用 | 屋内トランクルーム・屋外コンテナトランク・バイクコンテナ | 宅配型(箱で預ける) |
| 出し入れ | 自分で行く(物件による) | 自分で行く(物件による) | マイページから依頼して配送 |
| 月額の目安 | 物件・広さ・地域で異なる | 物件・広さ・地域で異なる | 1箱320円〜(公式表記) |
| 初期費用 | 使用料・管理費・事務手数料など(公式に内訳あり) | 物件ページで確認 | 0円(預け入れ送料も0円) |
| 向く人 | 量が多い・近くの物件で頻繁に出し入れしたい人 | 屋外コンテナや仕事の資材置き場も考えたい人 | 季節の衣類・本を手間なく預けたい人 |
トランクルームのデメリット・注意点
便利なトランクルームですが、使い始める前に知っておきたい点もあります。デメリットも正直に整理します。
費用が積み重なる
月額だけを見ていると、初期費用・管理費・保険や保証のオプションなどが加わって、思ったより高くなることがあります。月額と初期費用を合わせた、1年間の総額で比べる習慣をつけると、見落としを防げます。
屋外型は環境の変化を受けやすい
屋外コンテナ型は、空調のない環境になりやすいため、季節や天候によっては温度・湿度の影響が出る場合があります。衣類や本、精密機器、美術品のように環境の変化に弱いものは、屋内型や宅配型のほうが安心です。
出し入れに手間と時間がかかる
自宅の収納と違って、出し入れのたびに移動が必要です。遠い物件を選ぶと、結局使わなくなってしまうことがあります。宅配型は移動は不要ですが、取り出しの依頼から届くまでに日数がかかります。minikuraの公式サイトには、関東エリアなら最短翌日の届けと書かれていますが、地域や状況で異なります。
預けっぱなしになりやすい
預けた荷物の存在を忘れて、月額を払い続けてしまうケースもあります。半年に一度は、預けているものを見直す日を決めておくと、本当に必要なものだけを預け続けることができます。
預けられないものに注意
- 各サービスには、預けられないものの規定があります。契約前に、公式サイトの規約や案内で確認してください
- 貴重品・現金・危険物・生もの・動植物などを預けられないとされるケースは多くあります(詳細はサービスごとに異なります)
失敗しないトランクルーム選びのコツ
まずは小さく試して、荷物を見直す
最初から大きなスペースを借りると、使わない荷物まで一緒に預けてしまいがちです。宅配型なら1箱から始められ、屋内型・屋外型も小さなサイズから試せます。まず小さく始めて、足りなければ増やすほうが、無駄な出費を抑えられます。
家から近く、使いやすい物件を選ぶ
通うタイプの場合、自宅や職場から近いことが、続けやすさに直結します。地図で距離を確認し、駐車のしやすさやエレベーターの有無など、搬入のしやすさも見ておきましょう。
契約条件を確認する
最低契約期間、更新、解約の申し出の期限、キャンセル料などは、サービスごとに違います。申し込み画面の見積りで、初期費用と月額の総額を確かめてください。迷ったときは、問い合わせ窓口で質問するのも一つの方法です。
よくある質問(Q&A)
Q. トランクルームと宅配型はどちらが安いですか?
荷物の量によって逆転します。少量なら宅配型の1箱320円からが手軽ですが、箱の数が増えると、広さで借りるトランクルームのほうが割安になる場合もあります。預けたい荷物の量を数えて、両方の見積りを出してから比べましょう。
Q. 荷物を預けても、いつでも取り出せますか?
自分で行くタイプは、物件ごとに利用できる時間帯が決まっています。宅配型は、取り出しの依頼から配送になるため、すぐには手元に届きません。急ぎで使う荷物は、自宅に残すのが安全です。
Q. 保険や保証はありますか?
ハローストレージの公式には「安心保証パック」の案内があります。ほかのサービスも、補償の有無や範囲が異なります。大切な荷物を預けるなら、補償内容と上限を契約前に確認してください。
Q. 解約はすぐにできますか?
契約のルールは、サービスと物件ごとに異なります。申し出の期限や、日割りの有無などを、申し込み前に公式サイトの規約で確かめておくと安心です。
Q. 引っ越し前後だけ使うことはできますか?
短期の利用に対応するかどうかは、サービスと物件によって異なります。契約期間の下限や、初期費用の負担を確認したうえで、期間が短い場合は宅配型も比べてみてください。
トランクルームがおすすめな方
- 季節の衣類・布団・本が多く、自宅の収納がいっぱいの方
- タイヤ・アウトドア用品・自転車など、重くて大きな荷物を置きたい方
- 引っ越しやリフォームの間だけ、荷物の置き場が必要な方
- 趣味のコレクションを、環境の良い場所で守りたい方
まとめ|荷物を3つに分けて、合うタイプを選ぼう
トランクルームは、荷物の量・出し入れの頻度・預ける期間の3つで、合うタイプが決まります。出し入れが多い大きな荷物は屋外型・屋内型、年に数回の季節ものや本は宅配型、というのが基本の考え方です。
ハローストレージは物件の選択肢が広く、スペースプラスは屋内・屋外・バイクまで、minikuraは手間のなさが魅力です。月額だけでなく、初期費用と出し入れの条件まで含めて比べることが、後悔しない選び方につながります。まずは気になるサービスの公式サイトで、条件と空き状況を確かめてみてください。



