「片付けの資格を取りたいけど、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーのどちらがいいの?」と迷っている方は多いでしょう。ライフオーガナイザーは、アメリカ発祥の「思考の整理」からアプローチする独自の片付けメソッドが特徴の資格です。モノの片付けだけでなく、頭の中の整理にも役立つスキルが身につきます。
この記事では、ライフオーガナイザー資格の取得方法から費用、講座内容、取得後の活かし方まで詳しく解説します。

ライフオーガナイザーとは
ライフオーガナイザーは、一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会(JALO)が認定する民間資格です。アメリカの「プロフェッショナル・オーガナイザー」を日本の文化や住環境に合わせてアレンジした資格制度で、「空間の整理」だけでなく「思考の整理」「時間の整理」「情報の整理」など、暮らし全体をオーガナイズ(最適化)するスキルを学びます。
最大の特徴は「利き脳」という概念です。人には右脳派・左脳派というインプットとアウトプットの違いがあり、その人の脳タイプに合った片付け方法を提案することで、無理なく続けられる整理収納を実現します。「これまで色々な片付け方法を試したけどうまくいかなかった」という方にも支持されています。
整理収納アドバイザーとの違い
- アプローチの違い:整理収納アドバイザーは「モノの整理」が中心なのに対し、ライフオーガナイザーは「思考の整理」から始める点が大きく異なります
- 利き脳の活用:ライフオーガナイザーは利き脳に合わせた収納方法を提案するのが独自のメソッドです。例えば右脳派の方にはざっくり収納、左脳派の方にはきっちり分類する収納を提案します
- 認定団体:ハウスキーピング協会と日本ライフオーガナイザー協会という別の団体が運営しています
- カバー範囲:整理収納アドバイザーがモノと空間に特化しているのに対し、ライフオーガナイザーは時間管理やタスク管理なども含めた暮らし全体が対象です
どちらが優れているということではなく、アプローチが異なるだけです。両方の資格を取得して、それぞれの強みを活かしているプロも多くいます。
資格の種類と取得の流れ
入門講座
ライフオーガナイズの基本的な考え方を学ぶ約3時間の入門講座です。資格取得の前段階として受講する方が多く、「ライフオーガナイズとは何か」を体験できます。入門講座を受けずに2級講座から始めることも可能です。
2級資格認定講座
2級資格は全2回・計6時間の講座を受講後、認定テストに合格することで取得できます。受講料は22,000円(税込・テキスト代込み)で、オンライン(Zoom)受講にも対応しています。
講座で学ぶ主な内容は以下の通りです。
- ライフオーガナイズの基本理論と考え方
- 利き脳チェックと脳タイプ別の片付け方法
- 「選ぶ」「わける」「しまう」の3ステップ
- 実践的な片付けの手法とワーク
1級資格認定講座
2級取得者が受講できる上位資格です。受講料は126,500円(税込)で、全18時間の講座に加えてレポート課題と試験があります。1級を取得すると、プロのライフオーガナイザーとしてお客様にサービスを提供できるようになります。また、2級講座の講師として活動する道も開けます。
1級講座の受講料は記事執筆時点で126,500円(税込)です。料金は改定されることがあるため、最新の情報は日本ライフオーガナイザー協会の公式サイトで確認してください。
ライフオーガナイザーの仕事と収入
1級を取得すると、以下のような仕事が可能になります。
個人宅のオーガナイズサービス
お客様の自宅を訪問して、思考の整理から始める片付けサポートを行います。まず利き脳チェックやヒアリングでお客様の特性を把握し、その人に合った片付け方法を提案・実践します。一般的な料金は1時間あたり3,000円〜6,000円程度で、初回は3〜5時間のプランが多いです。
セミナー・講座の開催
2級資格認定講座の講師としての活動や、オリジナルの片付けセミナーの開催が可能です。自治体やPTA、企業研修などからの依頼もあり、活動の幅は広いです。
オンラインでのサービス提供
Zoomやビデオ通話を使って、オンラインでコンサルティングを行うスタイルも増えています。地域に縛られずにお客様をサポートできるため、活動エリアを全国に広げることができます。
収入の目安
収入は活動量と集客力に大きく左右されます。副業として月に数件のお客様をサポートする方で年50万〜150万円、本業として積極的に活動する方で年200万〜400万円程度が目安です。セミナー講師や2級講座の講師活動を組み合わせることで、収入を安定させることができます。

ライフオーガナイザー資格取得のメリット
- 思考の整理スキルが身につく:モノだけでなく、時間管理やタスク管理にも応用できる思考整理のスキルが得られます。仕事の効率化や優先順位づけにも役立ちます
- 利き脳に合わせたアドバイスが可能:お客様一人ひとりの特性に合わせた片付け提案ができるため、高い満足度を実現しやすくなります
- 自分自身の暮らしが変わる:資格取得の過程で自分自身の暮らしを見つめ直すことができ、家族との関係改善にもつながることがあります
- 他の資格との組み合わせが可能:整理収納アドバイザーやインテリアコーディネーターなどと組み合わせることで、サービスの幅が広がります
- 全国のネットワーク:協会を通じて全国のライフオーガナイザーとつながることができ、情報交換や勉強会に参加できます
資格取得から仕事にするまでのロードマップ
- ステップ1:入門講座または2級講座を受講してライフオーガナイズの考え方を学ぶ
- ステップ2:まず自分自身の暮らしをオーガナイズする(自宅を実験台にする)
- ステップ3:1級講座を受講してプロとしてのスキルを身につける
- ステップ4:モニター募集で実績を積む
- ステップ5:SNSやブログで発信を始める
- ステップ6:本格的にサービスを提供し、継続的に学び続ける
Q&A|ライフオーガナイザー資格でよくある質問
Q. 受講に条件はある?
A. 2級講座は誰でも受講できます。1級講座は2級資格取得者が対象です。年齢や学歴などの制限はなく、片付けの経験がない方でも問題なく受講できます。
Q. オンラインで受講できる?
A. 2級講座はオンライン(Zoom)受講に対応しています。全国どこからでも受講可能で、対面講座と同じ内容・資格を得られます。1級講座もオンライン受講が可能です。
Q. 試験の合格率は?
A. 2級の認定テストは講座の内容を理解していれば合格できるレベルです。1級は筆記試験に加えてレポート課題があり、しっかりとした準備が必要です。不合格でも再受験が可能です。
Q. 資格の更新は必要?
A. 1級取得者がプロとして活動するためには、日本ライフオーガナイザー協会の会員として年会費を払う必要があります。2級のみの方は更新の必要はありません。詳細は協会の公式サイトで確認してください。
Q. 整理収納アドバイザーとどちらを先に取るべき?
A. 目的によって異なります。実用的な片付けスキルを先に学びたいなら整理収納アドバイザー、思考の整理や自分自身の暮らし全体を見直したいならライフオーガナイザーがおすすめです。両方取得する方も多いので、興味がある方から始めてみましょう。
Q. ライフオーガナイザーの資格取得にかかる期間はどのくらい?
A. 2級の講座は2日間(計6時間)で修了できます。1級は全18時間の講座に加え、レポート課題の提出と試験がありますので、2級取得後から1級取得まで数か月を見込んでおくのが一般的です。2級だけなら最短で1〜2週間あれば取得可能です。
Q. ライフオーガナイザーと整理収納アドバイザー、両方取るとどのくらいかかる?
A. 両方の2級を取得する場合の費用は、整理収納アドバイザー2級(24,700円)+ライフオーガナイザー2級(22,000円)で合計約47,000円程度です。プロとして活動するために両方の1級まで取得する場合は、合計で25万円前後が目安になります。期間は半年〜1年程度を見込んでおくとよいでしょう。
Q. ライフオーガナイズの考え方は仕事以外にも活かせますか?
A. もちろん活かせます。ライフオーガナイズの「思考の整理」「利き脳」の考え方は、仕事のタスク管理や時間管理、デスク周りの整理にも応用できます。自分自身の暮らしが整うことで、精神的なゆとりが生まれ、家族との関係や仕事のパフォーマンスにも好影響をもたらすと実感している方は多いです。資格取得のための学びそのものが、日々の暮らしをより良くしてくれるのが大きな魅力です。
まとめ
ライフオーガナイザーは、モノの整理だけでなく思考の整理からアプローチする独自のメソッドが魅力の資格です。
- 日本ライフオーガナイザー協会が認定する民間資格
- 2級(22,000円)→1級(126,500円)の順で取得
- 「思考の整理」と「利き脳」に基づく独自のアプローチ
- プロとして活動するには1級が必要
- 整理収納アドバイザーとの併用で差別化が可能
- オンライン受講にも対応しており、全国どこからでも取得可能
「自分の暮らしを根本から見直したい」「思考の整理にも興味がある」という方は、ぜひライフオーガナイザー資格の取得を検討してみてください。
参考リンク:日本ライフオーガナイザー協会 / 2級資格認定講座 / ハウスキーピング協会

