テレビ周りは、リビングの中でもっとも散らかりやすいスポットの一つです。テレビ本体に加えて、レコーダー、ゲーム機、スピーカー、Fire TV Stickなどの周辺機器が増えるほど、配線もどんどん複雑になっていきます。
さらに、DVDやゲームソフト、リモコン、説明書なども集まりやすいエリアです。テレビボードの上がものだらけになっている家庭は少なくありません。配線が絡まってホコリが溜まると、見た目だけでなく安全面でも問題になります。
この記事では、テレビ周りをすっきり片付けるための収納テクニックと、配線を美しく整理する方法を詳しく解説します。難しい工具や専門知識は不要で、今日からすぐに実践できる内容ばかりです。
テレビ周りが散らかる原因を知る
対策を立てるためには、まず原因を把握することが大切です。テレビ周りが散らかりやすい理由を整理してみましょう。
配線が多すぎる
テレビ、レコーダー、ゲーム機、サウンドバーなど、それぞれに電源ケーブルとHDMIケーブルが必要です。機器が5台あれば、最低でも10本以上のケーブルがテレビの裏に集中します。これが絡まり合って、掃除もしにくい状態になります。
リモコンが多すぎる
テレビ、エアコン、照明、レコーダー、Fire TV Stick……リモコンの数は増え続ける一方です。定位置が決まっていないと、ソファの隙間やクッションの下に行方不明になることも日常茶飯事です。
テレビボードの収納力が足りない
購入時はちょうどよかったテレビボードも、機器が増えるにつれて容量が足りなくなります。入りきらないものがテレビボードの上や横に溢れ出し、散らかった印象を与えます。

配線をスッキリ整理する5つの方法
テレビ周りの収納改善で最初に取り組むべきは、配線の整理です。ここを解決するだけで見た目が劇的に変わります。
1. ケーブルボックスで電源タップを隠す
電源タップをケーブルボックスの中に入れるだけで、床に散らばるケーブルが大幅に減ります。通気穴があるタイプを選ぶことで、熱がこもるリスクを軽減できます。サイズはタップの大きさに合わせて選びましょう。
2. ケーブルクリップで壁沿いに固定
壁や家具の裏側に沿ってケーブルを這わせ、ケーブルクリップで固定する方法です。粘着式のクリップなら、壁に穴を開けずに設置できます。ケーブルが宙に浮かなくなるので、足に引っかかる心配もなくなります。
3. 配線モールで見た目をきれいに
壁沿いに配線モール(配線カバー)を設置すると、ケーブルが完全に隠れます。エレコムの配線モールなど、壁の色に合わせた製品を選ぶと目立ちにくくなります。
4. マジックテープ式ケーブルタイでまとめる
余った長さのケーブルは、マジックテープ式のケーブルタイで束ねましょう。結束バンドと違って繰り返し使えるため、機器を入れ替えた際にも対応しやすい点がメリットです。
5. テレビ裏の配線をワイヤーネットで整理
テレビボードの裏板にワイヤーネットを取り付け、ケーブルをフックやタイで固定する方法もあります。100均のワイヤーネットとS字フックで作れるため、コストもほとんどかかりません。
電源ケーブルをきつく束ねた状態で長時間使用すると、発熱の原因になります。電源ケーブルは緩やかにまとめ、通信用(HDMI等)のケーブルとは分けて整理するのが安全です。
テレビボードの中を効率的に使う方法
テレビボードの中がぐちゃぐちゃになっていると、必要なものを探すのに時間がかかります。ボード内の収納を見直してみましょう。
機器は重ねずに並べる
レコーダーとゲーム機を重ねて置くと、放熱の妨げになるうえ、使いにくくなります。機器同士の間には最低5cm以上の隙間を確保するのが理想です。
DVDやゲームソフトはファイルケースに立てる
ケースから出してファイル型のディスクケースに入れると、収納スペースを大幅に節約できます。50枚以上を1冊にまとめられるディスクファイルもあり、テレビボードの扉内にすっきり収まります。
リモコンスタンドで定位置を作る
リモコンは専用のスタンドやトレーにまとめて、テレビボードの上に置く場所を決めましょう。木製やアクリル製のリモコンスタンドなら、インテリアにも馴染みます。
使っていない機器は撤去する
もう使わなくなったゲーム機や古いレコーダーをいつまでも置いていると、スペースも配線も無駄になります。思い切って撤去し、必要になったらまた接続する方式にすると余裕が生まれます。

テレビボードの上をすっきりさせるコツ
テレビボードの上は、ものを置きすぎないことが鉄則です。飾りすぎると掃除がしにくくなり、ホコリが溜まる原因になります。
飾るものは3つまでルール
写真立て、観葉植物、キャンドルなど、テレビボードの上に置く飾り物は最大3つまでと決めましょう。余白を意識することで、リビング全体がすっきりとした印象になります。
テレビの壁掛けでボード上を完全に空ける
テレビを壁掛けにすると、テレビボードの上が完全にフリーになります。賃貸の場合は壁掛けが難しいこともありますが、ディアウォールやラブリコを使った突っ張り式の壁掛け方法なら穴を開けずに対応可能です。
テレビボードをなくすという選択肢
テレビを壁掛けにして、テレビボードそのものを撤去する方法もあります。機器はフローティングシェルフに載せるか、壁面収納に組み込むことで、床面がすっきりし掃除もしやすくなります。
テレビ周りの収納で活躍するアイテム
テレビ周りの収納改善に役立つアイテムを具体的に紹介します。
ケーブルボックス
電源タップと余分なケーブルをまとめて収納するボックスです。Amazonで「ケーブルボックス」と検索すると、さまざまなサイズ・デザインの製品が見つかります。
配線モール
壁に沿ってケーブルを隠すためのカバーです。壁の色に近いカラーを選ぶと、設置後にほとんど存在感がなくなります。
面ファスナー式ケーブルタイ
繰り返し使えるケーブルタイは、機器の入れ替え時にも便利です。カラー違いで揃えると、どのケーブルがどの機器のものか色で判別できるようになります。
ルーター収納ボックス
Wi-Fiルーターは電波を妨げない素材のボックスに収納するのがポイントです。金属製のボックスは電波を遮断してしまうので避け、木製やプラスチック製を選びましょう。
- ケーブルボックスは通気穴ありのものを選ぶ
- 配線モールは壁の色に合わせる
- ルーター収納は電波を通す素材で
- ケーブルタイはカラー分けすると管理しやすい
テレビ周りの掃除を楽にする工夫
テレビ周りは静電気でホコリが集まりやすいエリアです。収納を整理するだけでなく、日常の掃除を楽にする工夫も取り入れましょう。
まず、テレビボードの上に敷物を敷くと、ホコリが付きにくくなり掃除も楽になります。マイクロファイバーのクロスを常備しておけば、気づいたときにさっと拭けます。
配線をまとめておくと、掃除機のヘッドがスムーズに入るようになります。ケーブルが床に散らばっていると掃除機がかけにくいだけでなく、ケーブルを巻き込んで故障の原因になることもあります。
テレビの裏側は月に1回程度、ハンディモップでホコリを取りましょう。ホコリが溜まったまま放置すると、消防庁の火災データベースでも報告されているトラッキング火災の原因になりかねません。

壁掛けテレビにする場合の配線処理
テレビを壁掛けにした場合、配線の処理がさらに重要になります。壁に浮いたテレビの下からケーブルが垂れていては、せっかくの壁掛けのメリットが台無しです。
壁の中に配線を通す(戸建て向け)
持ち家であれば、壁の中に配線を通す方法が最もすっきりします。電気工事の資格が必要な作業もあるため、専門業者に依頼するのが安全です。
配線モールで壁沿いに隠す(賃貸向け)
賃貸の場合は、壁の色に合わせた配線モールでケーブルを隠す方法が現実的です。テレビから下方向にモールを這わせ、テレビボードの中に引き込む形がスマートです。
ケーブルを最短距離にする
壁掛けテレビの場合、ケーブルの長さが余ると隠しにくくなります。必要最低限の長さのケーブルを使うか、余った分はテレビの裏側でまとめておくとよいでしょう。

よくある質問(Q&A)
Q. テレビ周りの配線を自分で整理するのは難しいですか?
A. 特別な工具や技術は不要です。ケーブルボックスやケーブルタイ、配線モールなど市販のアイテムを使えば、誰でも簡単に整理できます。作業時間は1〜2時間あれば十分です。
Q. テレビボードを買い替えるタイミングはいつですか?
A. 収納スペースが足りなくなったとき、テレビのサイズを変えたとき、配線用の穴がないタイプで不便を感じたときが買い替えの目安です。背面にコード穴があるタイプを選ぶと配線管理が楽になります。
Q. Wi-Fiルーターの最適な置き場所はどこですか?
A. ルーターは部屋の中央付近、床から1m以上の高さに置くのが理想です。テレビボードの中に入れる場合は、金属製の扉は避け、通気性のよい場所に設置してください。電子レンジの近くは電波干渉が起きるため避けましょう。
Q. 賃貸で壁掛けテレビにする方法はありますか?
A. ディアウォールやラブリコなど、突っ張り式の柱を使えば壁に穴を開けずにテレビを壁掛けにできます。ただし、テレビの重量に耐えられるか必ず確認してから設置してください。
Q. ケーブルボックスを使うとき、注意点はありますか?
A. 通気穴があるタイプを選ぶこと、ボックス内にケーブルを詰め込みすぎないこと、定期的にボックス内のホコリを掃除することが大切です。特に夏場は熱がこもりやすいので注意しましょう。
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