デスクの上が散らかっていると、必要な書類やペンがすぐに見つからず、作業のたびにイライラしてしまいます。ちょっとした探し物でも、積み重なれば1日のうちかなりの時間をロスしているものです。
実は、デスク周りの収納を見直すだけで、仕事の集中力や効率が大きく変わります。散らかったデスクでは脳が無意識に情報を処理しようとするため、集中力が低下するという研究結果もあるほどです。
この記事では、デスク収納グッズの選び方とタイプ別のおすすめポイントを詳しく解説します。在宅ワークの方もオフィスワークの方も、自分に合ったアイテムを見つけて快適なデスク環境を手に入れてください。
デスクが散らかると仕事効率が下がる理由
プリンストン大学の神経科学研究所が行った調査によると、視界に不要なものが多いと脳の処理能力が分散し、集中力が低下することがわかっています。デスクの上に書類やペン、スマホ、お菓子などが無秩序に置かれていると、脳はそれらの情報を無意識に処理し続けてしまうのです。
また、全米プロフェッショナルオーガナイザー協会(NAPO)の報告では、ビジネスパーソンが書類を探す時間は年間で約150時間にもなるとされています。1日あたりに換算すると約40分です。この時間を本来の業務に充てられれば、成果は上がりやすくなるでしょう。
デスクを整理整頓するメリットは、効率だけではありません。きれいなデスクはストレスの軽減にもつながり、仕事への意欲が自然と高まります。毎日使う場所だからこそ、収納グッズを活用して快適な環境を整えることが大切です。

デスク収納グッズを選ぶときの5つのポイント
1. デスクのサイズに合っているか
収納グッズを買う前に、まずデスクの横幅・奥行き・高さを正確に測りましょう。特に奥行きが浅いデスクの場合、大きめの収納ボックスを置くと作業スペースが圧迫されてしまいます。グッズを置いた状態で、キーボードやノートを広げられるスペースが確保できるかをイメージしてから購入するのがコツです。
2. 収納するものを明確にする
文房具が多い人と、書類が多い人では必要な収納グッズが異なります。まずはデスクの上に置いてあるものをすべて出して、「毎日使うもの」「週に数回使うもの」「ほとんど使わないもの」の3つに分類してみてください。
ほとんど使わないものは引き出しや別の場所に移し、毎日使うものだけをデスク上の収納グッズに入れるのが基本的な考え方です。
3. 素材とデザインの統一感
木製、スチール製、プラスチック製、布製など素材はさまざまですが、デスク上に置くグッズは統一感を持たせると見た目がすっきりします。色味を揃えるだけでも、デスク全体の印象がまとまるのでおすすめです。
4. 取り出しやすさを重視する
見た目がおしゃれでも、中身が取り出しにくいグッズはストレスの原因になります。ワンアクションで必要なものが取り出せる設計かどうかを必ずチェックしましょう。蓋付きのケースは見た目はきれいですが、使用頻度が高いものには不向きです。
5. 拡張性があるか
仕事の内容や持ち物は変わることがあるため、追加購入してスタッキングできるタイプや、モジュール式の収納グッズは長く使えて便利です。
タイプ別デスク収納グッズの特徴と選び方
デスクトレー・書類トレー
書類やノートを横に重ねて収納するトレーは、デスク収納の定番アイテムです。2段〜4段の積み重ね式が主流で、書類のカテゴリごとに段を分けて管理できます。
A4サイズの書類がぴったり収まるものを選びましょう。金属製はスタイリッシュですが重め、プラスチック製は軽くて移動しやすいのが特長です。コクヨのような大手文房具メーカーの製品は、サイズ規格が安定しているため安心です。
ペン立て・デスクオーガナイザー
ペンやハサミ、定規などの文房具をまとめて立てて収納するグッズです。最近は仕切りが多く、スマホスタンド機能がついた多機能タイプも人気があります。
ペンの本数が10本以下なら単体のペン立て、10本以上あるなら仕切り付きのオーガナイザーがおすすめです。デスクの角に置けるL字型のデザインもスペースを有効活用できます。
モニター台・モニターボード
パソコンのモニター下にスペースを作り、キーボードや小物を収納できるのがモニター台です。目線が上がるため、姿勢改善にも効果があります。
台の下にキーボードを収納すれば、デスク上のスペースが大幅に広がります。引き出し付きのモニター台なら、USBメモリや名刺などの小物も整理できて便利です。

引き出し式デスク下収納
デスクに引き出しが付いていない場合、後付けタイプの引き出しが便利です。デスクの天板に貼り付けるだけで簡単に取り付けられるものが多く、文房具や充電ケーブルなどを目に見えない場所に収納できます。
粘着テープ式とネジ止め式がありますが、賃貸オフィスや共有デスクなら粘着テープ式を選びましょう。
ケーブルボックス・ケーブルクリップ
充電器やUSBハブなどのケーブル類は、放っておくとデスクの上で絡まり合ってしまいます。ケーブルボックスに電源タップごと収納すれば、見た目がすっきりするだけでなく、ホコリによる発火リスクも軽減できます。
デスクの上をきれいに保つための習慣づくり
収納グッズを揃えても、使いっぱなしにしていればすぐに散らかってしまいます。大切なのは、「使ったら元に戻す」というシンプルなルールを習慣化することです。
おすすめの方法は、毎日の業務終了時に「5分間リセットタイム」を設けることです。パソコンをシャットダウンする前の5分間で、デスクの上のものをすべて元の位置に戻します。これを2週間続けると、自然と片付けが習慣になります。
また、週に1回は引き出しの中身も見直して、不要なものがないかチェックしましょう。「1週間触らなかったものは本当に必要か」を自問すると、ものが増えすぎるのを防げます。

在宅ワーク向けデスク収納のコツ
在宅ワークでは、仕事とプライベートの空間が曖昧になりがちです。デスクの上に仕事道具と私物が混在すると、オンオフの切り替えが難しくなります。
解決策として、仕事用のアイテムだけを入れるゾーンと、私物を置くゾーンを明確に分けるのが効果的です。たとえば、デスクの左側は仕事用、右側は私物スペースと決めるだけでも整理しやすくなります。
また、業務終了後にデスクの上を片付けてプライベートモードにするという儀式を作ると、気持ちの切り替えにも役立ちます。蓋付きの収納ボックスを使えば、仕事道具を一括して「隠す」ことができるので、視覚的にもリラックスできる空間になります。
デスク収納で失敗しがちなパターンと対策
グッズを買いすぎてしまう
「収納グッズを買えば片付く」と思って買い込みすぎると、グッズ自体がデスクを圧迫する本末転倒な状態になります。まずは1〜2個から始めて、本当に必要なものだけを追加していくのが正解です。
使用頻度を考えずに配置する
よく使うペンを引き出しの奥にしまい、めったに使わないホチキスをデスクの一等地に置いている、ということはありませんか。使用頻度の高いものほど手の届きやすい場所に配置するのが鉄則です。
見た目だけで選んでしまう
SNSで見た「おしゃれなデスク」を真似して購入しても、自分の仕事スタイルに合っていなければ使いこなせません。見た目と実用性のバランスを考えて選びましょう。
- まずは手持ちのものを「毎日使う」「たまに使う」「不要」に分類する
- 収納グッズは1〜2個ずつ追加していく
- 使用頻度が高いものを手前に配置する
- 毎日5分のリセットタイムで習慣化する
予算別デスク収納グッズの揃え方
予算1,000円以下でできること
100円ショップのアイテムだけでも、デスク収納は大幅に改善できます。仕切り付きのケースやクリアファイル、ケーブルクリップなど、基本的なアイテムは100円〜300円程度で手に入ります。
無印良品のポリプロピレン小物ケースも500円前後で購入でき、シンプルなデザインが幅広いデスクに馴染みます。
予算3,000円〜5,000円の場合
モニター台やデスクオーガナイザーなど、しっかりした作りの製品が選べる価格帯です。木製やスチール製のアイテムを1つ導入するだけで、デスクの雰囲気が変わります。
予算10,000円以上の場合
デスク全体の収納システムを構築できます。モニター台+引き出し+ケーブルボックスのセットで揃えると、統一感のある美しいデスクが完成します。

デスク収納グッズに関するQ&A
A. パソコン、マウス、ペン1〜2本、メモ帳があれば十分です。それ以外は引き出しやデスク下の収納に入れておき、必要なときだけ取り出すのがおすすめです。
A. モニターを長時間使う方には強くおすすめします。目線が上がることで首や肩の負担が軽減されますし、台の下にキーボードを収納できるのでデスクが広く使えます。
A. 迷ったらホワイトかナチュラルウッド系がおすすめです。どちらもデスクの色味を選ばず、清潔感があります。黒いデスクにはブラックやダークグレーも合います。
A. 電源タップやACアダプターは熱を持つため、完全に密閉するタイプのケーブルボックスは避けましょう。通気口がある製品を選ぶか、ケーブルボックスの蓋を少し開けて使うのが安全です。
A. 後付けの引き出しトレーやデスク横に掛けるポケット型の収納がおすすめです。デスク下にキャスター付きのワゴンを置くのも効果的です。
デスク収納グッズを購入する際は、必ずデスクのサイズを計測してから選びましょう。特にモニター台は天板の横幅に合わないと安定しないため、サイズ確認は必須です。

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